追記 †
現在、最新の記事は以下リンクのUbuntu10.04LTSの記事です。
「iBook G4 1.2GHz PPCにUbuntu10.04をインストール」
以下、Ubuntu9.10のインストール記事です。
iBook G4 1.2GHz にUbuntu9.10をインストール †
2010/2/11作成
はじめに †
以前、iBook G4 1.2GHzにubuntu9.10をインストールしたのですがシャットダウンまたはリブート時にフリーズする現象があり、ubuntu8.04を使用していました。
しかし、本記事を作成している現在(2010/2/11)アップデートを行うとシャットダウンも正常に処理され快適に利用できるようになっていたのでこの記事をアップします。
iBook G4にubuntu8.04をインストールした記事は「iBook G4 1.2GHz PPCにUbuntu8.04をインストール」を参照してください。
iBook G4にubuntu10.04をインストールした記事は「iBook G4 1.2GHz PPCにUbuntu10.04をインストール」を参照してください。
ubuntu9.10 ppcの動作画面です。視覚効果も有効にできます。
ubuntu9.10 ppc インストールメディアの入手 †
PowerPC向けのインストールイメージは以下のURLにあります。
https://wiki.ubuntu.com/PowerPCDownloads
今回はubuntu9.10なので「9.10 Karmic Koala」になります。
上記リンクをクリックしてMac (PowerPC) and IBM-PPC (POWER5) desktop CDを入手します。
http://cdimage.ubuntu.com/ports/releases/9.10/release/
ubuntu 9.10 ppc のインストール † †
ダウンロードしたisoイメージをディスクに焼きiBook G4に挿入しブートします。
マックユーザならご存知のcボタンを押しマックの電源を入れるとインストーラが開始されます。
インストール手順ですが省略させてもらいます。特に難しい部分はないと思いますので...
インストール中、進行を表すバー100%になってもインストールが完了メッセージが表示されませんが気長に待ちましょう。
そのうち終わりますよ。
インストール後の作業 †
AirMac無線LANの有効化とアップデートについて記述します。
AirMac無線LANの有効化 †
インストールが終わり再起動後、以下の作業を行い無線LANを有効にします。
この作業を行うには有線LANを接続してください。(ドライバダウンロードのため)
- ハードウェアドライバを起動します。
下図のように「システム」→「システム管理」→「ハードウェア・ドライバ」を起動します。
(上記操作をしなくても、しばらく放置していると同じ状態になります。)
- 無線LANを有効にする
「有効にする(A)」ボタンをクリックします。
以下のスクリーンショットはスクリーンショットの取得とかぶっています。すみません(苦笑)
- パスワードを入力
パスワードを聞いてきますのでパスワードを入力し「認証する(A)」ボタンをクリックするとドライバのインストールがはじまります。
- ドライバが有効になったことを確認
ここで再起動すると無線LANが有効になります。
再起動時、うまくリブートしない場合は電源ボタンを長押しして強制終了させましょう。
アップデート・マネージャでシステムのアップデート †
アップデート・マネージャで最新状態にします。
カーネルなども最新となるのでこのアップデートのおかげでiBookが無事シャットダウンできるようになります。
ただしアップデート後、再起動したときは正常にリブートしない場合があります。
その場合は電源ボタンを長押しして強制終了させましょう。
以後、正常にリブート、シャットダウンができるようになります。(筆者の環境)
- アップデート・マネージャを起動します。
「システム」→「システム管理」→「アップデート・マネージャ」で起動します。
- アップデートをインストール
しばらくすると以下の画面が表示されるので「アップデートをインストール(I)」ボタンをクリックします。
パスワードを聞かれた場合はパスワードを入力し作業を進めます。
アップデートが終わると再起動を促されされますので再起動します。
再起動が失敗した場合(フリーズ)上記でも書きましたが電源ボタンで強制終了してください。
次回から正常に動作するはずです。
視覚効果の有効化 †
筆者の環境では最初から通常効果が有効になっていました。
一番最初のスクリーンショットのようにするには追加効果を有効にします。
操作方法は、「システム」→「設定」→「外観の設定」を起動すると以下の画面が表示されるので「視覚効果」タブの「追加効果(X)」を有効にします。
Flash Playerについて †
PowerPCのLinuxのためAdobeからflashが提供されていません。
そこでオープンソースのswf-playerを利用します。
自動再生されませんが一応flashを見ることができました。
インストール方法は「システム」→「システム管理」→「パッケージマネージャ」からインストールしてもよいですし、端末から以下のコマンドによりインストールすることもできます。
sudo apt-get install swf-player
電源管理について †
本記事を作成している時点では、バッテリ駆動にしてもバッテリ情報が通知スペースに表示されません。
xbattbarを利用して表示するようにしました。
デフォルトではインストールされていないので以下のコマンドでインストールするかパッケージ・マネージャからインストールしてください。
sudo apt-get install xbattbar
- xbattbar起動画面
画面下部にメータが表示されます。(緑色の線)
引数により表示位置および線の太さなど変更ができます。
本コマンドを「自動起動するアプリ」に登録すればログイン後表示されるので代替になると思います。
自動起動の設定操作は「Ubuntu/ログイン時に自動起動させる方法」を参照のこと。