UbutnuでCapsLockキーをCtrlキーする方法 †
本資料は、Caps-LockキーをCtrlキーと同じ動作する手順を記します。
CtrlをCaps-Lockに入れ替えるのではなく、CtrlキーもCaps-LockキーもCtrlキーとして動作する設定手順となります。
使用したUbutnuのバージョン †
$ lsb_release -dr
Description: Ubuntu 18.04.1 LTS
Release: 18.04
以下のディストリビューションでも確認しました。
- Ubuntu 20.04
- Xubuntu 20.04
- Ubuntu MATE 20.04
CapsLockキーをCtrlキーに設定する手順 †
以下、2種類の設定手順を記します。
- コンソールでもCas-LockキーがCtrlキーとして動作する設定手順
(debian, Ubuntu系であれば、本操作が有効だと思います。)
- GUI(GNOMEデスクトップ)上でGUIを用い、Cap-LockキーがCtrlとして動作する設定手順
コンソールでもGUI(GNOMEデスクトップ)でもCaps-LockをCtrlにする手順 †
Ubuntu Serverなど、GNOMEデスクトップをインストールせず、CUIで使う場合でも
Caps-LockがCtrlキーとして動作する設定手順を以下に記します。
- /etc/default/keyboardを編集するために、端末(ターミナル)を起動します。
- 以下のコマンドで/etc/default/keyboardファイルを開きます。
テキストエディタはUbutnuに標準でインストールされているnanoを使用しました。
テキストエディタであれば、他のvimなどでも構いません。
sudo nano /etc/default/keyboard
- nanoがインストールされていない場合
nanoがインストールされていない場合は、以下のコマンドでnanoをインストールしてください。
sudo apt -y install nano
- テキストエディタで開くと、以下のようになっています。
# KEYBOARD CONFIGURATION FILE
# Consult the keyboard(5) manual page.
XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp"
XKBVARIANT=""
XKBOPTIONS=""
BACKSPACE="guess"
今回の修正対象となる記述はXKBOPTIONS=""になります。
- 以下のように修正します。
- 修正前
XKBOPTIONS=""
- 修正後
XKBOPTIONS="ctrl:nocaps"
修正後のキャプチャーです。
- 今回、この資料ではnanoを使っているので、以下の操作で保存し、nanoを終了します。
- Ctrl+o
- Enter
- Ctrl+x
- 設定を反映するために、再起動または、以下のコマンドを実行しログアウト、ログインします。
sudo systemctl restart console-setup
GUIでCaps-LockキーをCtrlキーにする手順 †
GUIでらくちん設定をするには、gnome-tweaksのインストールが必要となります。
未インストールの場合は、端末(コンソール)を起動し、以下のコマンドでgnome-tweaksをインストールしてください。
sudo apt install gnome-tweaks
- GNOME TWEAKSを起動します。
- キーボードとマウスをクリックします。
- 追加レイアウトオプションをクリックします。
- 追加レイアウトオプションの画面が表示されるのでCtrl Postionをクリックします。
- Caps Lock を Ctrl として扱うにチェックを入れ画面を閉じます。
- Tweaksを閉じます。
- 一旦ログアウトし再度ログインすれば設定が反映され、Caps-LockキーがCtrlキーして動作するようになります。
以上、Caps-LockキーをCtrlキーとして動作するようにする設定手順でした。