findに日時を指定し過去のファイル一覧を表示させる方法を以下に記します。
日時を指定するオプションに、mtime, atime, ctimeなどがあります。
以下に各オプションの意味を記します。
分で指定をするオプションは以下の3つがあります。
オプション | 説明 |
mmin | 最後に修正された日時を分単位で指定します。 |
amin | 最後にアクセスされた日時を分単位で指定します。 |
cmin | データとステータスが最後に修正された日時を分単位で指定します。 |
オプション | 説明 |
mtime | データが最後に修正された日時を日単位で指定します。 |
atime | データに最後にアクセスされた日時を日単位で指定します。 |
ctime | データとステータスが最後に修正された日時を日単位で指定します。 |
以下の構文は、現在からN日までのファイル一覧を表示します。
オプションには、最後に修正された日時を日単位で指定するmtimeを指定します。
atime, ctimeを使用したい場合はm,mtimeを置換してください。
find ./ -mtime -N
現在から10日前までの場合は、以下のようになります。
find ./ -mtime -10
オプションには、最後に修正された日時を日単位で指定するmtimeを指定します。
atime, ctimeを使用したい場合はm,mtimeを置換してください。
指定した日のファイルを探すには以下のようにします。
find ./ -mtime N
現在の日付を基準とし、N日前のファイルが対象になります。
現在から10日前の場合は、以下のようになります。
find ./ -mtime 10
対象日付を指定する場合は、以下のようになります。
find ./ -newermt 'YYYY/MM/DD HH:MI:SS' -and ! -newermt 'YYYY/MM/DD HH:MI:SS'
例えば、2017/1/1に作成されたファイルは以下のようにすれば検索可能です。
find ./ -newermt '2017/1/1 0:0:0' -and ! -newermt '2017/1/1 23:59:59'
上記では、newer&color(foreground[,background]){text};を使用していますが、以下のオプションが使用可能でmtime,atime,ctimeに対応しています。
newerオプション | 対応するオプション |
newermt | mtime |
newerat | atime |
newerct | ctime |
以上、findコマンドを使って過去のファイルや指定期間のファイルを検索する方法でした。