LinuxでWindowsネットワークの名前解決と共有フォルダアクセス方法 †本記事では、LinuxでWindowsネットワークの名前解決を実現するための設定記事です。 Ubuntuを使って動作確認を行いましたが、Debian(系)であれば同様の手順で設定が可能でしょう。 使用したディストーション †Ubuntu18.04を使って動作確認を行いました。 $ lsb_release -d Description: Ubuntu 18.04.2 LTS Windowsネットワークの名前解決(WINS)を実現する †Windowsネットワークの名前解決であるWINS(Windows Internet Naming Service)を以下の手順で実現します。 /etc/nsswitch.confの設定 †修正前の/etc/nsswitch.confは以下のようになっていました。 $ cat /etc/nsswitch.conf # /etc/nsswitch.conf # # Example configuration of GNU Name Service Switch functionality. # If you have the `glibc-doc-reference' and `info' packages installed, try: # `info libc "Name Service Switch"' for information about this file. passwd: compat systemd group: compat systemd shadow: compat gshadow: files hosts: files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostname networks: files protocols: db files services: db files ethers: db files rpc: db files netgroup: nis 上記の hosts: 行の最後に wins を追記し保存します。
winbindパッケージをインストールする †端末(ターミナル)を起動し、以下のコマンドを実行してください。 sudo apt install winbind -y ちなみにwinbindパッケージの説明は以下の通りです。 $ apt show winbind <省略> Description: service to resolve user and group information from Windows NT servers Samba は Unix システムでの SMB/CIFS プロトコルの実装です。ファイルを Microsoft Windows、OS X や 他のUnix システムと クロスプラットフォームに共有できるようにします。 Samba は NT4 ドメイン、 Active Directoryドメイン両方のドメインコントローラ またはメンバサーバとしても機能します。 <省略> 上記の操作によりパッケージのインストールと設定は完了です。 実際にWindowsマシンの共有フォルダにアクセスしてみる †Ubuntu18.04のNautilus(ファイル)を起動し、UNCを入力してみます。
以上、Ubuntu(Linux)のWindowsネットワークの名前解決方法とWindowsの共有フォルダへのアクセス方法でした。 |