CentOSのWOL(Wake-on-LAN)コマンド †
CentOSでは、Wake on LANのコマンドが標準でインストールされているようです。
ether-wake
ether-wakeコマンドを利用することにより、他のマシンの電源を入れることができます。
尚、ether-wakeコマンドは/sbinに格納されています。
ether-wake 使用方法 †
以下、例を示します。
- 電源ONしたいマシンのMACアドレスを調べます。
ifconfigコマンドを実行すると以下のような出力がされます。
HWaddrに表示される値がMACアドレスになります。
$ /sbin/ifconfig
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 11:22:33:AA:BB:CC
<snip>
- ether-wakeを実行するマシン側の操作
ether-wakeコマンドはrootで実行します。
上記で電源ONしたいマシンのMACアドレスを入手したら、以下のコマンドを実行します。
(MACアドレス(11:22:33:AA:BB:CC)は調べた値に変更してください。)
[sakura@centos ~]$ su -
Password:
[root@centos ~]# ether-wake 11:22:33:AA:BB:CC
上記su -でrootになっていますが、suでrootになった場合は、/sbin/ether-wakeとしてください。
以上の操作でリモートで電源ONすることができます。
尚、電源がONできない場合は、BIOSの設定などを確認してください。
WOLに対応していない場合は、もちろん電源ONすることができません。