この資料はCentOS5とCentOS6を使ってLAPP環境を構築します。
以下の設定をしたのに、他のPCからブラウザを起動しIPを指定してもデフォルトのウェブページが見れない場合は以下の資料を参考にしてください。
GUIを利用したファイアウォールの設定資料になります。
本記事では、CUI(tui)を利用したiptablesの設定方法も記述してあります。
LAPPとは以下のソフトウェアの頭文字を取ったものです。
ソフトウェア名 | ソフトウェアの説明 |
Linux | OS |
Apache | HTTPサーバ |
PostgreSQL | データベース |
PHP | スクリプト言語 |
以下のコマンドでApache, PostgreSQL, PHPのパッケージをインストールします。
以下、実際にインストールしたときの出力です。
以下のコマンドでLAPP環境に必要なパッケージをインストールしました。
作業はrootユーザで行ってください。
yum install httpd php postgresql postgresql-server php-pgsql php-mbstring php-gd
(mbstring, gdも一緒にインストールしています。)
chkconfig postgresql onコマンドを実行したあと、再起動してもPostgreSQLが起動しない場合や、service postgresql startコマンドを実行したとき、以下のメッセージが表示された場合は、メッセージ通り service postgresql initdb を実行してください。
[root@centos ~]# service postgresql start /var/lib/pgsql/data is missing. Use "service postgresql initdb" to initialize the cluster first.
/var/lib/pgsql/data is missing. Use "service postgresql initdb" to initialize the cluster first. [root@centos ~]# service postgresql initdb データベースを初期化中: [ OK ]
PC起動でPostgreSQL, apache(httpd)が起動するようにするため、以下のコマンドを実行しました。
chkconfig postgresql on
chkconfig httpd on
上記の自動起動設定を行わない場合は、serviceコマンドでPostgreSQL, apache(httpd)を起動します。
service httpd start
service postgresql start
/var/www/htmlに以下のPHPスクリプトを配置します。
ファイル名はinfo.phpにしました。
<?php phpinfo(); ?>
当方、以下のコマンドでinfo.phpを作成しました。
echo '<?php phpinfo(); ?>' > /var/www/html/info.php
ブラウザで確認したスクリーンショットです。(CentOS 5)
#ref(): File not found: "LAPP-01.gif" at page "CentOS/CentOSでLAPP環境を構築"
LAPP環境の構築ができましたが、iptables(ファイアーウォール)が有効の場合、外部のPCから接続できません。
これは、httpの80番ポートが開いていないためです。
以下の操作により80ポートを開けます。
尚、iptablesを起動していない場合は、以下の操作は不要です。
CUI(TUI)を利用した設定方法を記述します。
system-config-securitylevel-tui
#ref(): File not found: "LAPP-02.gif" at page "CentOS/CentOSでLAPP環境を構築"
以上で外部PCから接続できるようになります。
CUI(TUI)を利用した設定方法を記述します。
system-config-firewall-tui
#ref(): File not found: "LAPP-03.gif" at page "CentOS/CentOSでLAPP環境を構築"
以上で外部PCから接続できるようになります。
尚、この操作で設定されたファイルは、 /etc/sysconfig/iptables になります。
GUIを利用したhttpポートの開け閉めは以下のリンクを参照してください。