本資料は、Ubuntu11.10をGNOME Classicにする方法を記述しています。
Ubuntu11.04では、システム設定画面に「ログイン画面」アイコンがあり、Ubuntu Classicに変更可能でした。
また、ログイン画面にUbuntu Classicの選択があったようです。(これは当方未確認です。)
注意
本資料は、Ubuntu11.10を使用して記述しました。
Ubuntu11.04以前のUbuntu Classicデスクトップ同様の環境にすることは以下に記述した方法ではできません。
しかしながら、GNOME Classicを導入することは可能です。
以下、Unityを使うには - Ubuntu Japanese Wikiから一部抜粋
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Desktop/HowToUseUnity
Unityは、Ubuntu 11.04から全面的にデスクトップ環境でも採用されるようになった、新しいデスクトップインターフェース(GUIシェル)です。
"Ubuntu Classic"は、Ubuntu 10.10までのUbuntuと同様のインターフェースを持ったデスクトップ環境です。Ubuntu 11.04ではUnityが動作しないマシンでは、(以下で述べるUnity 2Dではなく)これを利用することが推奨されています。ログイン画面でユーザー名を入力したあと、画面下部にある"Unity"を"Ubuntu Classic"に変更することで、次回ログイン時からは自動的にUbuntu Classicが使われるようになります。
Unityが動作する環境でも使用できますので、Unityのインターフェースに慣れない場合に、Ubuntu Classicを使うといった対応も可能です。ただし、Ubuntu Classicは2011年10月以降のリリースでは廃止される予定です。
ただし、Ubuntu Classicは2011年10月以降のリリースでは廃止される予定です。とアナウンスさされています。
使用したisoイメージは、ubuntu-ja-11.10-desktop-i386.iso です。
以下、Ubuntu11.10のログイン後のスクリーンショットです。
Unity採用前のUIと比べるとがらりと変わっています。
UnityからGNOME Classicに以下の操作により変更することが可能です。
当方、Ubuntuソフトウェアセンターを利用してgnome-panelをインストールしました。
sudo apt-get install gnome-panelターミナルからでは無く、Ubuntuソフトウェアセンターを起動しインストールする場合、Ubuntuソフトウェアセンターを起動して、検索ボックスにgnome-panelと入力しインストールします。
以下のコマンドでもGNOME Classicが使えるらしい(確かめていません)
sudo apt-get install gnome-session-fallback
gnome-panelのインストールが終わったら、一度ログアウトしログイン画面に戻ります。
ログイン画面のギアアイコンをクリックするとGNOME Classicが表示されるようになります。
GNOME Classicを選択しログインするとGNOMEデスクトップが表示されます。
だた、以前のGNOMEを使用したデスクトップに比べると見劣りしますね。
以上、これでGNOME Classicを使えるようになりましたが、上記の方法では以前のデスクトップ状態までは戻せませんでした。
カスタマイズすればより使いや好くできるかもしれませんが、未調査です。
UnityからGNOME Classicに変更し、何も無いデスクトップにゴミ箱やコンピュータを表示させる方法を以下に記します。
gnome-tweak-toolをインストールすることにより、ゴミ箱、コンピュータなどをデスクトップに表示できます。
以下、端末からのコマンドです。
sudo apt-get install gnome-tweak-tool
Ubuntuソフトウェアセンターからインストールする場合は、gnome-tweak-toolをキーワードとして検索すれば見つかると思います。
以前の記事 Ubuntu/デスクトップにゴミ箱やコンピュータを表示させるは、Ubuntu8.04を使用して記述した資料です。
この時は、設定エディタを利用してデスクトップ上にゴミ箱やコンピュータを表示していました。
GNOME Classicに変更し以下のコマンドで設定エディタを起動し、該当するところを見てみたところ、項目自体が存在していませんでした。
sudo apt-get install gconf-editor