デュアルブートのWindows時刻をUTCにする(Windows起動時の時刻のずれ) †
Linuxの場合、UTCで時刻管理をしているディストリビューションが多いため、
Windows側を起動すると、時刻が-9時間ずれてしまう場合の対処方法です。
Windowsのレジストリをさわりますのでご注意ください。
尚、本操作はWindows10を使用して確認しました。
Windowsシステムの時刻をUTCにしても大丈夫? †
WindowsをUTCにしても表示される時刻はかわりません。
レジストリをさわることにより、WindowsシステムはUTC(協定世界時)として動作しますが、
ロケール(地域・場所)が日本なっているため+9時間で表示されます。
レジストリを変更しUTCにする †
以下の内容は以下URLを参考にしています。
WindowsシステムをUTCにする †
以下の手順でWindowsシステムをUTCにすることができます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation" /v RealTimeIsUniversal /d 1 /t REG_DWORD /f
UTCを元に戻す(UTCをやめる場合) †
UTC設定をしたが、元に戻したい場合は、上記で追加したレジストリを削除するだけです。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
reg delete HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation /v RealTimeIsUniversal /f
時刻設定の反映 †
上記の登録または削除作業が終わったらWindowsを再起動します。
- 時刻がずれますので、タスクバーの時刻・日付を右クリックします。
- 日付と時刻の調整(A)をクリックします。
- 時刻を自動的に設定するをOFF→ONします。
以上の操作によりWindowsシステムの時刻がUTCになります。
上記のスクリーンショットを見てもわかる通り、UTC+9 大阪、札幌、東京になっているので
Windowsシステムの時刻をUTCにしても、タイムゾーンの情報により、日本時刻(JST+9)となる訳です。
以上、Linux, Windowsの時刻のずれに対する対処方法でした。