Ubuntu/GPartedを使ってUSBメモリ,SDカードをFAT32でフォーマットする

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GPartedを使ってUSBメモリ,SDカードをFAT32でフォーマットする †

注意:GPartedはとても強力なツールです。ドライブを間違うと大変なことになります。注意して使用してください。

USBメモリでLinuxのインストールUSBメモリを作成し、使用後にWindowsで使うためにFAT32にフォーマットしたいなぁ。
と思った方は本資料が役に立つと思います。

GParted GUI操作でストレージのフォーマットが簡単にできます。
本資料ではUSBメモリをFAT32でフォーマットする手順となります。
フォーマットですから、間違えるとすべて消えてしまいます。ご注意ください。

動作確認環境 †

$ lsb_release -ad
No LSB modules are available.
Distributor ID:	Ubuntu
Description:	Ubuntu 20.04.3 LTS
Release:	20.04
Codename:	focal

GPartedのインストール †

本資料は、ターミナルからGPartedをインストールします。

1. ターミナルを起動します。
   
    
2. 以下のコマンドを入力し最新に更新します。

   sudo apt update && sudo apt upgrade -y

    
3. 以下のコマンドで GParted をインストールします。

   sudo apt install GParted -y

    
4. GParted がインストールされました。
   
    

GPartedの起動 †

1. フォーマットしたいUSBメモリをPCに挿します。
    
2. GPartedを起動すると認証画面が表示されるので、パスワードを入力し認証をクリックします。
   
    
3. USBメモリをドロップダウンから選択します。
   この記事の環境では、/dev/sdbとなっています。
   USBメモリやSDカードなどUSBに挿したストレージを抜き差しし、GPartedを起動しデバイスの状態を確認すれば良いと思います。
   
    

GPartedでFAT32にフォーマットする †

上記スクリーンショットは、Ubuntuのインストール用USBメモリでした。
この状態をFAT32できれいにフォーマットします。

1. USBメモリに対応するデバイス名をドロップダウンから選択します。
2. 領域をクリックします。
   
3. 右クリックし、削除を選択します。
   複数の領域（パーティション）がある場合は、領域をクリック～右クリックによる削除を繰り返します。
   
    
4. 削除完了のスクリーンショットです。
   未割り当てとなりました。
   
    
5. 未割り当ての領域を右クリックし、新規をクリックします。
   
    
6. ファイルシステムにFAT32を選択し、追加ボタンをクリックします。
   ラベルをつけたい場合は、ラベルに文字列を入力します。
   
    
7. ✅をクリックします。
   
    
8. 適用ボタンをクリックするとフォーマットが開始されます。
   
    
9. 以下のメッセージが表示されれば完了です。
   閉じるボタンを押して終了します。
   
    
10. GPartedを終了します。

以上、GPartedを使ってUSBメモリやSDカードをFAT32でフォーマットする手順でした。