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アップデートによるパッケージキャッシュを削除しディスクの容量を増やす方法

Ubuntuを使用していたら、知らない間にディスク容量が消費されていました。
調べたところ、パッケージキャッシュがディスクの肥やしになっていたようです。
以下にパッケージキャッシュの削除方法を記します。


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パッケージキャッシュの確認

容量が消費されていたので、ログかな?と思い/var/logをduコマンドで確認しました。

sakura@ubuntu1404:~$ cd /var
sakura@ubuntu1404:~$ du -h
du: 4.0K        ./tmp
ディレクトリ `./spool/cups' を読み込めません: 許可がありません
4.0K    ./spool/cups
16K     ./spool/anacron
<snip>
3.0G    /var/cache
<snip>
3.3G    /var
<snip>

上記の通り、/var/cache/*で3.0Gも使っているのがわかります。
次に/var/cacheを見てみます。

sakura@ubuntu1404:/var$ cd cache/
sakura@ubuntu1404:/var/cache$ du -h
4.0K    ./cups/rss
20K     ./cups
109M    ./apt-xapian-index/index.1
109M    ./apt-xapian-index
4.0K    ./modass
612K    ./fontconfig
4.0K    ./pppconfig
5.0M    ./debconf
4.0K    ./apparmor
8.0K    ./anthy
4.0K    ./apt/archives/partial
2.8G    ./apt/archives
2.9G    ./apt
<snip>

apt/*で2.9Gも使っています。

実際に消す方法を調査

aptのキャッシュだということがわかったのでapt-getコマンドを確認してみます。
man apt-getの抜粋です。

clean
           clean clears out the local repository of retrieved package files.
           It removes everything but the lock file from
           /var/cache/apt/archives/ and /var/cache/apt/archives/partial/.

       autoclean
           clean と同様に、autoclean は取得したパッケージのローカルリポジトリ
           を掃除します。違いは、もうダウンロードされることがないパッケージ
           ファイルや、ほとんど不要なパッケージファイルのみを削除することで
           す。このため、長い期間、キャッシュが管理できずに肥大化することな
           く、維持することができます。設定オプション APT::Clean-Installed に
           off をセットしていれば、インストール済のパッケージファイルが削除さ
           れるのを防げます。

よって、apt-get clean か apt-get autoclean により不要なアーカイブファイルが削除できることがわかります。

したがって、以下の構文で不要なアーカイブファイルを削除することができます。

sudo apt-get clean
sudo apt-get autoclean

以上、ディスクの使用量容量がなぜか増えていると思った時、確認してみてください。



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Last-modified: 2015-11-19 (木) 22:19:56