Pear OS Linux Panther v3.0 をインストールしてみる †
マイナビニュースに以下の記事が公開されていたので早速インストールをしてみた。
Mac OS X風Linux「Pear OS Linux Panther v3.0」登場
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/21/047/
本記事は、Pear OS Linux Panther 3.0のダウンロードからインストールおよび行った設定を記述してあります。
Pear OS Linux Panther v3.0 の特徴 †
マイナビニュースに記載されていた特長を一部抜粋します。
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/21/047/
- Ubuntuをベースに構築されている
- UI全体がMac OS Xと似た操作感となっている
- アプリケーションなどをLion風に調整
Pear OS Linux Pantherのインストールイメージの取得 †
2012/2/11追記
以下のリンクは本追記を記述した時点では、リンク切れになっていました。
sourceforgeへのリンクを以下に記します。
http://sourceforge.net/projects/pearoslinux/files/
また、Pear OS Linuxのサイトを確認すると以下のように記されていました。
http://pear-os-linux.fr/
Comice OS 4
The future of pear linux.
Comice OS 4を試す機会がありましたら記事を公開する予定です。
sourceforgeのプロジェクトを見てみてもComice OSの記述がありますね。
以下のURLからダウンロードしました。
(sourceforgeに接続されミラーからダウンロードできました。)
http://pear-os-linux.fr/index.php?option=com_content&view=article&id=128%3Apear-os-linux-panther-v30-futur-release-&catid=37%3Ablog&Itemid=60&lang=en
上記URLに接続しブラウザ内を下にスクロールさせると、Downloadリンク先のイメージリンクがあります。
64bit版を利用しました。(pear-os-linux-panther-v3.0-x64.iso)
Pear OS Linux Pantherのインストール環境 †
今回、初めてPear OS Linux Pantherをインストールするので使用感もわからないため、VirtualBoxのゲストとしてインストールしました。
使用したVirtualBoxのバージョン等の情報は以下の通りです。
- VirtualBox環境
- バージョン 4.18
- ホストOS Windows 7
- 仮想マシンの設定
- オペレーティングシステム Linux
- バージョン Ubuntu(64bit)
Ubuntuがベースということなので仮想マシンのバージョンはUbuntu(64bit)を選択しました。
- 仮想ディスク,メモリ
- ディスクサイズ 20GB
- メモリ 1024MB
- ビデオメモリ64MB
Pear OS Linux PantherをLive Systemとして起動してインストール †
ダウンロードしたisoイメージをVirtualBoxでマウントしブートすると以下の画面が表示された。
Boot Pear OS Linux Live Systemを選択(起動時のデフォルト)し起動しました。
Live Systemを起動すると、VMの環境のためか、以下のメッセージがPear OS Linuxのデスクトップに表示されました。
モニタの問題なのでとりあえず無視してすすめました。
今回ノートPCを利用しPear OS Linuxを試したため、画面解像度が足らなくゲストOSのウインドウをスクロールしなければいけなかったため、Live Systemで起動したPear OS Linuxのデスクトップ解像度を800x600にしてインストールしてみました。
以下、800x600でPear OS LinuxをLive Systemで起動したときのデスクトップです。
Live Systemで起動したPear OS Linuxのデスクトップを見るとインストールアイコンがありませんでした。
(32bit版のLive Systemを起動した場合は、デスクトップ左上にInstall Pear OSのアイコンがありました。)
UbuntuベースとなっていたのでLive Systemで立ち上げたときのインストールアイコンがどこにあるんだろうと探したところFinderを起動しApplicationsの中にありました。
Install RELEASEsを起動するとインストールが開始します。
最初に「ようこそ」画面が表示されるので「日本語」(一番下にありました)を選択すればインストーラが日本語に変わりました。
あとは、Ubuntuのインストールと同じでしたのでインストール中の操作に関しては記述しません。
Pear OS Linux の起動 †
Pear OS Linuxのインストールが完了し再起動したときのスクリーンショットです。
確かにMac OS X風ですね。
ログイン画面はUbuntuベースだけあって同じですね。
ただ、ギアのマークをクリックしてもUnitやGNOMEなどはありませんでした。
言語サポート(Language Support)の画面(メッセージ)が表示されたのでアップデートしました。
Pear OS Linux Pantherの環境設定など †
日本語を使う †
言語サポート(Language Support)の画面(メッセージ)が表示されたのでアップデートしました。
その後、Language for menus and windows:のリストの先頭に日本語を移動したり、Install/Remove Languages...からJapaneseにチェックを入れインストールしたりしました。
また、Apply System-Wideボタンも押しました。
ログオフして再ログインをしたら以下の画面が表示されたので「名前を更新する(U)」ボタンを押しました。
メニュー表示が日本語になりました。
geditで日本語入力したときのスクリーンショット
Pear OS Linux PantherのベースとなったUbuntuは? †
Ubuntuベースとなっていたので、/etc/lsb-releaseをみてみたら以下ようになっていました。
Oneiric Ocelotなので、Ubuntu 11.10ベースのようです。
VirtualBoxの Guest Additionsをインストール †
VirtualBoxのゲストとしてインストールしたのでGuest Additionsをインストールしました。
メニューからGuest Additionsのインストールを選択しVBOXADDITIONSをマウントしたあと、Terminalを起動し以下のコマンドによりGuest Additonsをインストール。
sudo /media/VBOXADDITIONS_4.1.8_XXXX/VBoxLinuxAdditions.run
問題なく、フルスクリーンモードやシームレスモードが使えるようになりました。
フルスクリーンモード
シームレスモードは使えますがDockが微妙な位置に出力されるので微妙です。
Dockにアプリケーションを追加 †
DockにあるFinderをクリックしApplicationsをクリックします。
アプリケーション群が表示されるのでドラッグ&ドロップでDockに移動すれば追加できます。
以下、端末とgeditをDockに追加した後に撮ったスクリーンショットです。
再起動するとDockに追加したアイコンの順序が変わってしまいました。
Alt + 右クリックでパネルアプレットの追加が可能 †
画面上部のパネルにマウスカーソルを移動しAltキーを押しながら右クリックすると以下のようにメニューが表示されました。
パネルへ追加を選べばパネルアプレットが追加できます。
スクリーンショットはワークスペース切り替えを追加してある状態です。