Pear Linux 6 をインストールして一部日本語化してみる †
Ubuntu12.04ベースのPear Linux 6をインストールした記事です。
Pear Linux 6はLTS版でもあります。
mozcのインストールなど、一部日本語化を行なっています。
各種アプリケーションのメッセージなどすべてを日本語化できませんでしたが、英語はぜったいヤダという方でなければ使用上の問題はないと思います。
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Pear Linux 6のダウンロード †
Pear Linux 6のサイトは以下のURLになります。
http://pearlinux.fr/
当方、SourceforgeよりISOファイルをダウンロードしました。
http://sourceforge.net/projects/pearlinuxprivat/files/Pear%20Linux%206%20Release/
使用したISOイメージは、32bit版のpearlinux-6-x86.isoになります。
当方、ダウンロードしたISOイメージをDVD-Rに焼きました。
Pear Linux 6のインストール †
Ubuntuのインストールとなんら変わりません。
以下にインストール中のスクリーンショットをいくつか紹介します。
- ダウンロードしたISOイメージを起動した時のスクリーンショットです。
まずは、インストールするPCがLiveシステムで起動するのか確認したかったのでBoot the Live Systemを選択し起動しました。
すぐにインストールをするかたは、Install the systemを選んで起動すれば、すぐにインストールを開始できます。
- Liveシステムモードで無事起動できたので、デスクトップ上にあるInstall Pear LinuxのアイコンをダブルクリックしPear Linux 6のインストールを開始しました。
- 日本語を選択します。
あとはメッセージの指示に従いインストールしてください。
以下にいくつかのスクリーンショットを貼りつけておきます。
- インストールが完了すると Please remove installation media and close the tray (if any) then press ENTER:
と表示されるので、インストールメディアを取り出しEnterキーを押してください。
- Pear Linux 6の起動画面です。
日本語化してみる(不完全ですが) †
以下の手順で日本語化(不完全)してみました。
Pear Linux 6のアップデート †
まずは、インストール後の端末を起動し以下のコマンドでアップデートを行いました。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade
上記のコマンドが終了したら再起動します。
言語サポートのインストール †
- システム設定アイコン(Pear System Settings)をクリックします。
- Language Supportアイコンをクリックします。
- The language support is not installed completely と表示されるのでInstallボタンを押してインストールします。
- パスワード認証画面が表示されたらパスワードを入力してAuthenticateボタンをクリックします。
- LanguageタブのLanguage for menus and windows:の中に日本語があるので、一番上にドラッグ&ドロップで移動します。
- Install / Remove Languagesボタンをクリックすると以下の画面が表示されるので、Japaneseにチェックを入れApply Changesボタンを押します。
- パスワード認証画面が表示されたらパスワードを入力してAuthenticateボタンをクリックします。
- ダウンロード&インストールが開始されます。
日本語フォントなどがダウンロードされインストールされます。
- Apply System-Wide(システム全体に適用)ボタンを押します。
- 以下のような画面は、ディレクトリ名を日本語にするかと聞いてきています。
変更する場合は、以下の画面のUpdate Namesボタンをクリックします。
mozcのインストール †
Pear Linux 6にmozcをインストールしてみます。
インストール操作は、以下の記事と同じです。
- LaunchPadから端末(Terminal)を起動します。
- 以下のコマンドを入力しmozcをインストールします。
sudo apt-get install ibus-mozc
以下、上記コマンドを実行したときの出力です。
yを押してEnterキーを押せばibus-mozc関連のインストールがはじまります。
sakura@pear6:~$ sudo apt-get install ibus-mozc
[sudo] password for sakura:
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
libzinnia0 mozc-server mozc-utils-gui tegaki-zinnia-japanese
提案パッケージ:
ibus-qt4
以下のパッケージが新たにインストールされます:
ibus-mozc libzinnia0 mozc-server mozc-utils-gui tegaki-zinnia-japanese
アップグレード: 0 個、新規インストール: 5 個、削除: 0 個、保留: 8 個。
32.6 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 49.4 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか [Y/n]?
- 一度、ログアウトまたは再起動します。
- 端末(Terminal)を起動し、以下のコマンドを実行しibusの設定を行います。
ibus-setup
- 以下の画面が表示されるので、インプットメソッドタブをクリックし、
使用するインプットメソッドをカスタマイズにチェックを入れ、
日本語を選ぶと、Mozcが表示されるのでMozcをクリックします。
- 上ボタンを使用して、Mozcを一番上にします。
- 閉じるボタンを押してibusの設定を完了させます。
これで日本語が入力できるようになります。
ibusの設定 †
Ubuntu12.04と同様に、アップデートなどしたあとibusインジケーターが表示されなくなる場合があるので、自動起動すうアプリケーションにibusが起動するように設定します。
- 端末(Terminal)を起動し以下のコマンドを実行します。
gnome-session-properties
- 自動的に起動するアプリケーションの設定画面が表示されます。
- 追加ボタンを押します。
- 自動起動するプログラムの追加のコマンドに以下のコマンドを入力し追加ボタンを押します。
名前、説明に関しては自由に入力してください。
- 追加ボタンを押します。
ibus-daemon -drx
- 上記の設定が終わったら、閉じるボタンを押します。
LibreOfiiceをインストールする †
LibreOfficeは以下のコマンドでインストールすることができます。
sudo apt-get install libreoffice libreoffice-help-ja libreoffice-l10n-ja
以上、Pear Linux 6のインストール記事でした。