インターネット上のNTPサーバと接続できない閉鎖されたネットワークで、ネットワーク内のマシンの時刻同期を行う †システム開発時に複数のサーバ間の時刻を同期する必要があるが外部のNTPサーバに接続できない 関連記事 †時刻同期プロトコル、NTPについて †NTPは現在の時刻を高精度で同期するためのプロトコルです。 NTPのシステムは階層構造を取り、上位の階層(stratumと呼びます)ほど標準時との同期において信頼性が高いと見なされます。 インターネット上で公開されているNTPサーバとの同期設定を行うことで、 外部のNTPサーバと接続できない環境での時刻同期 †さて、インターネット上のNTPサーバと接続ができない閉鎖されたネットワークにおいてでも、 例えば、複数マシンで分散して動作するプログラムの同期やログの管理のために、 このようなケースにおいて、通常のLinuxマシンの内部時計(RTC: Real Time Clock)を 無論、標準時としての精度は甚だ低いものですが、 マシンの時計(RTC)をNTPのstratum 0とする †基準時刻とするマシン(IPアドレスは192.168.2.1です)の server 127.127.1.0 fudge 127.127.1.0 stratum 0 このマシンでNTPの動作状況を確認します。root権限でntpq -pを実行します。 # ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *LOCAL(0) .LOCL. 0 l 2 64 1 0.000 0.000 0.004 # 自身をstratum 0として参照していることが判ります。 stratum 0としたマシンとNTP同期を取る †それ以外のマシンの/etc/ntp.confには以下の記述を行い、 server 192.168.2.1 192.168.2.1に同期するように設定したマシンで、同期の状況を確認します。 # ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== 192.168.2.1 .LOCL. 1 u 1 64 1 5.794 -41910. 0.002 # 192.168.2.1を参照しています。 以上の手順で、これらのマシンの時刻は192.168.2.1のマシンのRTCと同期されました。 以上、インターネット上のntpサーバと接続できない閉鎖されたネットワークで、 |