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CentOSでrootユーザにてviを使用すると色がつかない場合の対処方法

rootユーザーで各種ファイルをviコマンドで開いたとき、文字に色がつかない場合の対処方法を以下に記します。


viでテキストファイルを開いても色が付かない理由

一般ユーザーにてviを使用しシェルスクリプトなどのファイルを開くと、コメントやキーワードに色が付いて大変見やすくなっています。
しかし、rootユーザーにて同様の作業を行うと、色が付かないため少々見にくい状態です。
これは、viを使用しているからです。
一般ユーザーでviコマンドを利用するとvimが起動されます。

  • 一般ユーザーsakuraにて確認
    [sakura@centos6 ~]$ alias vi
    alias vi='vim'
  • rootにて確認
    [root@centos6 ~]# alias vi
    -bash: alias: vi: not found
    もし、一般ユーザーでも色が付かない場合は、vimがインストールされていないので端末を開き、rootユーザーにスイッチし以下のコマンドを実行してください。
    vimがインストールされます。
    yum -y install vim

rootユーザーの.bashrcにvimのaliasを設定する

以下の手順でrootユーザーの.bashrcを開きました。(viを使用した例です。)

[sakura@centos6 ~]$ su - 
パスワード:
[root@centos6 ~]# vi .bashrc 

.bashrcにalias vi='vim'を追記しました。

# .bashrc

# User specific aliases and functions

alias rm='rm -i'
alias cp='cp -i'
alias mv='mv -i'
alias vi='vim'

# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
        . /etc/bashrc
fi

あとは、再度rootユーザーになり.bashrcを読み込ませるか、以下のようにして.bashrcを読み込ませます。

. .bashrc

これで、rootユーザーでもvimが起動されるようになり、テキストに色がつくようになります。



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Last-modified: 2015-03-20 (金) 22:30:27