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ソケットを使用しているプロセスを特定する・fuser

fuserコマンドにより、プロセスがどのポートを使っているかを確認することができます。
また指定したポート番号を使用しているプロセスを確認することができます。
本使用はCentOS5で動作確認をしました。 以下に使用例を記します。


関連記事・関連資料

fuserの使用例

fuserコマンドを使用するにあたり、rootにsuしました。

fuserコマンド指定したポートがどのプロセスが使っているかを調べる

以下の使用例は-vと-nオプションを使い、指定したポート番号を使用しているプロセスを表示させます。

fuser -vn tcp|udp ポート番号

22番ポートを使用している、sshdを確認してみます。
以下の実行結果を見ると22番ポートを使っているプロセスがsshdであることが確認できます。

# fuser -vn tcp 22
                     USER        PID ACCESS COMMAND
22/tcp:              root       3715 F.... sshd

オプション-vを省略すると以下の出力になります。

# fuser -n tcp 22
22/tcp:               3715

22番ポートを使用しているプロセスIDが表示されます。
psコマンドで調べるとsshdであることが確認できます。

# ps 3715
  PID TTY      STAT   TIME COMMAND
 3715 ?        Ss     0:00 /usr/sbin/sshd

以下のように記述しても同様の結果になります。

# fuser ssh/tcp
ssh/tcp:              3715
# fuser -v ssh/tcp

                     USER        PID ACCESS COMMAND
ssh/tcp:             root       3715 F.... sshd
# fuser 22/tcp
22/tcp:               3715
# fuser -v 22/tcp

                     USER        PID ACCESS COMMAND
22/tcp:              root       3715 F.... sshd

以上、port番号から使用しているプロセスを確認する方法でした。
上記の関連記事・関連資料では、同様の操作を他のコマンドで実現する方法や関連する記事を公開していますので、活用してください。



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Last-modified: 2015-03-20 (金) 22:27:50