#author("2022-07-25T15:51:21+09:00","","")
#navi(../)
*Thunarでssh(sftp)接続しファイルブラウズする手順 [#nd86507f]
Xfceデスクトップ環境向けのファイルマネージャー、Thunar(ソナー)でssh(sftp)接続し、接続先のファイルやフォルダをブラウザすることができます。~
以下にXubuntu, Thunarを使ってssh接続する手順を記します。~
Debian Xfceでも同様の操作で実現できます。
#contents
* 動作確認環境 [#n3c391c7]
$ lsb_release -d
Description: Ubuntu 20.04.4 LTS
* 必要なパッケージのインストール [#x35a2a0e]
以下の手順で必要なパッケージをインストールします。
#br
+ ターミナルエミュレータ(端末)を起動します。
#br
+ 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押してパッケージをインストールします。
sudo apt install gvfs sshfs -y
* Thunarでssh(sftp)接続する手順 [#pe12fda1]
以下の手順でssh(sftp)接続を行います。~
上記の「必要なパッケージをインストール」を実施後となります。
+ Thunarを起動します。
#br
+ &color(red){赤};で囲んだ部分をクリックします。~
または、Ctrl + L を押します。
#br
#ref(01.png)
#br
+ 以下の構文でsshのユーザ名、ホスト名、ポートなどを入力します。~
#br
&color(red){下記で ssh://と sftp:// の構文を記載しましたが、最終的にはsftpで接続されます。};
#br
-- sftp
sftp://ユーザ名@ホスト名orIPアドレス:ポート名/
#br
--- 例1) ユーザ名: sakura, ホスト名:192.168.1.139, ポート:デフォルト~
ポート番号がデフォルトの場合はポート番号指定は省略できます。
sftp://sakura@192.168.1.139/
#br
--- 例2) ユーザ名: sakura, ホスト名:192.168.1.139, ポート:2222~
ポート番号がデフォルトの場合はポート番号指定は省略できます。
sftp://sakura@192.168.1.139:2222/
#br
-- ssh
ssh://ユーザ名@ホスト名orIPアドレス:ポート名/
#br
--- 例1) ユーザ名: sakura, ホスト名:192.168.1.139, ポート:デフォルト~
ポート番号がデフォルトの場合はポート番号指定は省略できます。
ssh://sakura@192.168.1.139/
#br
--- 例2) ユーザ名: sakura, ホスト名:192.168.1.139, ポート:2222~
ポート番号がデフォルトの場合はポート番号指定は省略できます。
ssh://sakura@192.168.1.139:2222/
#br
+ 上記構文で接続するサーバへの接続情報を入力したらEnterキーを押します。
#br
#ref(02.png)
#br
+ パスワード入力画面が表示されるので、パスワードを入力し「接続する」ボタンを押します。
#br
#ref(03.png)
#br
+ サーバ側の / に接続されたのが確認できます。
#br
#ref(04.png)
#br
初回接続時にディレクトリを指定することも可能です。
sftp://sakura@192.168.1.139/ディレクトリ/パス
例)
sftp://sakura@192.168.1.139/home/sakura/
以上、Xfceデスクトップ環境向けのファイルマネージャー、Thunar(ソナー)でssh(sftp)接続し、接続先のファイルやフォルダをブラウザする手順でした。