#author("2019-12-31T20:31:38+09:00","","") #author("2019-12-31T20:35:04+09:00","","") #navi(../) * VirtualBoxの共有フォルダの設定方法 [#e9deffd0] WindowsがホストOSで、LinuxがゲストOSの場合、Windows上のOneDriveやDropboxのフォルダを~ ゲストOSのLinuxから触れる(マウント)したい場合は、VirtualBoxの共有フォルダの設定が便利です。~ 本機能を利用するには、ゲストOSにVirtualBox Guest Additionsがインストール済みである必要があります。~ #htmlinsert(linux_ads_top.html) #htmlinsert(linux_ads_top.html) #contents * 関連記事 [#kc4e2a41] -[[Debian10にVirtualBox guest additionsをインストールする>仮想化関連/Debian10にVirtualBox guest additionsをインストールする]] -[[Ubuntu14.04にVirtualBox guest additionsをインストールする>仮想化関連/Ubuntu14.04にVirtualBox guest additionsをインストールする]] * 使用したVirtualBox [#efb1babe] - VirtualBox~ バージョン 6.0.14 - ホストOS~ Windows 10 ver.1909 - ゲストOS~ Debian 10 ゲストOSにDebianを利用しているので、Ubuntuなどであれば同様の操作で共有フォルダ設定が可能です。 * Windows側の設定&操作 [#v3b88b92] Windows側のOneDrive, DropboxのフォルダをゲストOSでマウントできるように以下の設定を行います。 + 仮想マシンを選択し、「設定」をクリックします。 #ref(01.png) #br + 「共有フォルダー」をクリックし、「+」をクリックします。 #ref(02.png) #br + 以下のようにOneDriveとDropboxのフォルダを共有フォルダとして設定しました。~ &ref(03.png); &ref(04.png); #br #ref(05.png) #br ゲストOSのマウントするディレクトリは ホームディレクトリ直下に OneDriveとDropboxを指定しました。~ sakuraの部分を読み替えて設定してください。 * Linux側の設定 [#h62a2b31] Linux側では、VirtualBoxのGuest Additionsがインストール済みである必要があります。~ インストール方法については、本記事の「関連記事」を参考にしてください。 インストール方法については、本記事の「[[関連記事>#kc4e2a41]]」を参考にしてください。 + 端末(ターミナル)で作業を行いますので、ターミナルを起動します。 + 設定した共有フォルダにアクセスするには、vboxsfグループのメンバーになる必要があります。~ gpasswdコマンドを使って、指定したユーザーをvboxsfグループに追加します。~ 構文は以下の通りです。rootでの作業になります。 gpasswd -a 追加したいユーザー vboxsf Ubuntu系の場合は、sudoコマンドを使用し、以下の構文になります。 sudo gpasswd -a 追加したいユーザー vboxsf 本資料では、ユーザーIDがsakuraなので、以下のようになります。 gpasswd -a sakura vboxsf Ubuntu系の場合は sudo gpasswd -a sakura vboxsf 上記コマンドを実行すると、以下のようなメッセージが表示されます。 ユーザ sakura をグループ vboxsf に追加 + ゲストOS(Linux)を再起動します。 再度ゲストOS(Linux)にログインし、フォルダを確認してください。~ マウントされているはずです。~ また読み書き両方とも可能となります。 #ref(06.png) 以上、VirtualBoxの共有フォルダ機能を使って、Windows側のOneDrive, DropboxをゲストOSのLinuxからアクセスする方法でした。 #htmlinsert(linux_ads_btm.html)