タッチパッドをオン・オフするコマンド・synclient

Lubuntu18.04.1をノートPCにインストールしたところ、タッチパッドの感度がよく、
誤動作しまくりましたので、「設定」→「キーボードとマウス」で感度を下げましたが、
納得のいく解決策になりませんでした。
タッチパッドを細かく設定すれば良いのですが、もう外付けマウスでいいや!となり、
タッチパッドを今回紹介するコマンド(synclient)でオフすることにしました。
ノートPCにタッチパッドをオフにするキーがない場合など、本資料が使えるかもしれません。
またUbuntuフレーバー以外でも使えると思います。(未調査)


synclientによるタッチパッドのオン・オフ

以下にsynclientコマンドによるタッチパッドのオン・オフの構文を紹介します。

上記のコマンドをターミナル(端末)を起動し実行すれば、タッチパッドのオン・オフ制御ができます。

synclientコマンドがない場合

タッチパッドがあるPCであればインストールされていると思いますが、以下にsynclientのパッケージを調べました。

$ dpkg -S `which synclient`
xserver-xorg-input-synaptics: /usr/bin/synclient

synclientコマンドは、xserver-xorg-input-synaptics パッケージにあることがわかりました。

aliasで使う

.bashrc や .bash_aliasなどに以下のコマンドを記述すれば便利でしょう。

alias 'padon'='synclient TouchpadOff=0'
alias 'padoff'='synclient TouchpadOff=1'

padon, padoffによりタッチパッドのオン・オフができるようになります。

シェルを作成

なぐり書きでシェルを作成しました。

filetouchpadctl
#!/bin/bash
me=`basename $0`
if [ $# -ne 1 ]; then
  echo "Usage: ${me} [on|off]"
  exit 1
fi
if [ $1 == "on" ]; then
  synclient TouchpadOff=0
  exit
fi
if [ $1 == "off" ]; then
  synclient TouchpadOff=1
  exit
fi
echo "Usage: touchpad [on|off]"
exit 1

上記シェルをPATHの通っているところに配置すれば、コマンドとして利用できます。
使用方法は以下の通りです。

以上、ノートPCのタッチパッドをオン・オフするsynclientコマンドの紹介でした。



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