Linux Mint 12 のインストール †
Ubuntu11.10からUnityになり、GNOMEデスクトップを利用したい方々(当方の周りも含め)がlinux Mintをインストールするひとが増えてきました。
今回は、linux Mint 12をインストールしてみようと思います。
尚、本資料は不備な点がたくさんある資料ですので参考程度に使用してください。
また、いろいろ試行錯誤した手順をそのまま記述してあるので、一読してからの作業をお薦めします。
関連資料 †
プロキシ経由によるインストールを実施する方は、以下の資料が役に立つと思います。
Linux Mintについて †
Wikipediaを見てみると、Linux Mint 12は Ubuntu 11.10をパッケージベースとしています。
したがって、Unityが苦手な人はLinux Mint 12をインストールすると幸せになれるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Linux_Mint
Linux Mintの入手 †
Linux Mintのサイトに接続しisoイメージをダウンロードします。
Linux Mint : http://linuxmint.com/
- Linux Mintのサイトに接続しDownloadをクリックすると以下のページが表示されます。
- 今回使用したisoイメージはDVD 64bitを利用しました。
(linuxmint-12-gnome-dvd-64bit.iso)
Linux Mintのインストール †
上述した通り、本資料はLinux Mint 12をインストールします。
- ダウンロードしたisoイメージをDVDに焼き起動すると以下の画面が表示されました。
ライブDVDですね。
- Install Linux Mintのアイコンをクリックしインストールを開始します。
以下、必要と思われる部分の説明をします。
- 日本語を選択
Install Linux Mintのアイコンをクリックすると最初に以下の画面が表示されました。
日本語を選択します。
- 地域の指定やキーボードの指定を行います。
- インストール中のスクリーンショットです。
- インストール完了メッセージです。
再起動のボタンを押すと黒い画面にメッセージが出力されます。
しばらくするとインストールメディアを抜いてEnterキーを押してください。と出力されるのでインストールメディアを取ってEnterキーを押してください。
- 再起動後のスクリーンショットです。
日本語環境の構築 †
インストールが完了してログインしても日本語環境が整備されていないので、Ubuntu Japanese Teamのリポジトリを追加して日本語環境(日本語化)をします。
Ubuntuの日本語環境(Ubuntu Japanese Teamによる日本語化手順)
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized
Ubuntuの日本語環境をリポジトリを利用し補強 †
上述のJapanese Teamによる追加パッケージの利用方法の手順に従い、リポジトリを追加します。
以下、Japanese Teamによる追加パッケージの利用方法の抜粋です。
- ターミナルの起動
アプリケーション→アクセサリ→Terminalの順でターミナルを起動します。
- Linux Mint 12 はUbuntu 11.10をパッケージベースとしているので、Japanese Teamによる追加パッケージの利用方法に記述されている以下のコマンドを実行します。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/oneiric.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
- apt-get upgrade実行中のメッセージ
以下のメッセージが出力されたので、とりあえずデフォルトで進みました。(Enterキーを押しただけ)
設定ファイル `/etc/gnome/defaults.list'
==> これはインストールしてから (あなたかスクリプトによって) 変更されています。
==> パッケージ配布元が更新版を提供しています。
どうしますか? 以下の選択肢があります:
Y か I : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
N か O : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
D : 両バージョンの差異を表示する
Z : 状況を調査するためにシェルを開始する
デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** defaults.list (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ?
- 日本語 Remix CDに追加されているパッケージと同じものをインストールする場合は、以下のコマンドを実行する。
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/fonts.conf.d/oneiric-69-language-selector-ja-jp.conf -O /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf
sudo fontconfig-voodoo -s ja_JP
- 上記のコマンドが正常終了したので念のため再起動。
- 言語サポートの設定
ログイン画面からログインして[アプリケーション]→[システムツール]→[システム設定]をクリックするとシステム設定画面が表示されるので、言語サポートをクリックします。
- 言語サポートが完全にはインストールされていませんと表示されるのでインストールします。
- IM選択にibus-anthyが無かったので、以下のコマンドでibus-anthyをインストール。
sudo apt-get install ibus-anthy
- 再度、言語サポートをクリックし起動するとiBusが選べるようになりました。
- [アプリケーション]→[その他]→[Keyboard Input Methods]をクリックします。
iBusデーモンが動いていませんなどと出力された場合は起動します。
また、iBusの設定画面が表示されるのでIMの切り替えキーバインドを変更したい場合はここで設定できます。
当方はデフォルトのまま閉じるボタンを押しました。
- 念のため再起動
ログイン画面からログインしてIM切り替え、漢字入力ができましたが、インライン入力ができません。
変換候補が使用しているアプリケーションの左下に出力されたりします。
- インライン変換のために以下のパッケージをインストールして再起動
sudo apt-get install ibus-gtk3
このパッケージをインストールすることによりカーソル付近に変換候補が表示されるようになりました。
Firefoxメニューの日本語化 †
Firefoxを起動したら、日本語メニューになっていなかったので、firefox-locale-jaパッケージがインストールされていないのでは?と思ったがインストール済み。
FirefoxのAdd-ons Managerを見てみると日本語が有効になっていなかったので有効(Enable)にし、Firefoxを再起動しました。