仮想端末環境作成・管理コマンドのscreenをログインシェルとする方法 †screenコマンドをログインシェルにする方法を以下に記します。 関連記事 †screenコマンドによる仮想端末環境 †screenコマンドは仮想端末を作成・管理するコマンドです。 screenの利用例 †screenコマンドの利用例としては、遠隔地にあるサーバ上で完了まで長時間かかるプログラムを実行する場合などがあります。 この場合、sshで遠隔サーバにログインした先でscreenコマンドを実行して、 screen環境を利用するのは、コマンドラインから"screen"コマンドを実行するだけです % screen screenは非常に機能が豊富なので、screenの利用法自体はここでは触れません。 screenコマンドのログインシェルとしての利用 †このscreenコマンドはUbuntu12.04環境においてはログインシェルとしても登録されています。 つまり、/etc/shells に /bin/bash, /bin/tcsh, /bin/zshなどのシェルプログラムと同様に、/usr/bin/screen が登録されているのです。 % cat /etc/shells # /etc/shells: valid login shells /bin/csh /bin/sh /usr/bin/ksh /bin/ksh /usr/bin/rc /usr/bin/tcsh /bin/tcsh /bin/bash /bin/rbash /usr/bin/screen /bin/zsh /usr/bin/zsh 以下のようにchshコマンドを実行すれば、screenをログインシェルに変更できます。 % chsh -s /usr/bin/screen パスワード: (パスワードを入力する) % screenをログインシェルにしたユーザのpasswdエントリは以下のようになります。 % cat /etc/passwd | grep user0 user0:x:1000:1000:,,,:/home/user0:/usr/bin/screen % ログインシェルとしてscreenを登録した場合、そのユーザでログインするといきなりscreenの環境が利用可能となります。 対話用シェルプログラムの設定 †その場合、対話用に起動されるシェルプログラムは/bin/shになっています。 これを普段使っているシェルに変更するには、screenの設定ファイル~/.screenrcの設定句shellで設定します。 % cat ~/.screenrc shell /bin/bash screenをログインシェルとした場合のscreenの挙動 †screenをログインシェルとした場合、detach操作 CentOS6の場合 †なお、CentOS6の環境でも同様に/usr/bin/screenを/etc/shellsに登録し、 以上、仮想端末環境作成・管理コマンドのscreenをログインシェルとする方法についてでした。 |