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追記

GUIによるUSBメモリ、SDカードのラベル名変更の記事をアップしました。
以下のリンクから記事を見ることができます。

USBメモリのラベルを変更してみた・mlabel

mlabelコマンドを使い、fat32でフォーマットしたUSBメモリのラベルを変更してみました。
尚、USBメモリは16Gを利用し、1Gと15Gの2つのパーティションがあります。
以下のfdiskの出力を見ると、/dev/sdc1 がfat32の1Gのパーティション、/dev/sdc2 がfat32の15Gのパーティションであることが確認できます。

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdc1   *           1         131     1052226    b  W95 FAT32
/dev/sdc2             132        1976    14819962+   b  W95 FAT32

本資料は、CentOS5にて動作確認を行いました。


mlabelコマンドがない場合

対応するパッケージは mtools になります。 CentOSであれば

yum install mtools

Ubuntu系であれば

sudo apt-get install mtools

で mlabel コマンドが使えるようになります。

mlabelコマンドでラベルを変更する

本作業を行うにあたり、rootユーザにスイッチしてください。

  1. USBメモリをPCに挿す。
  2. rootにsuし、fdisk -l コマンドを実行する。
    [sakura@centos ~]$ su -
    パスワード:
    [root@centos ~]# fdisk -l
    
    Disk /dev/sda: 251.0 GB, 251000193024 bytes
    255 heads, 63 sectors/track, 30515 cylinders
    Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
    
    デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
    /dev/sda1   *           1          13      104391   83  Linux
    /dev/sda2              14       30515   245007315   8e  Linux LVM
    
    Disk /dev/sdc: 16.2 GB, 16257318912 bytes
    255 heads, 63 sectors/track, 1976 cylinders
    Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
    
    デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
    /dev/sdc1   *           1         131     1052226    b  W95 FAT32
    /dev/sdc2             132        1976    14819962+   b  W95 FAT32
    上記のfdiskの出力により、USBメモリのデバイス名が/dev/sdc1, /dev/sdc2であることが確認できます。
     
  3. mlabeコマンドを以下の構文で実行する
    mlabel -i デバイス名 ::ラベル名
     
    本資料の例では、デバイス名は /dev/sdc1 または /dev/sdc2 となります。
    以下の例は、/dev/sdc2 のラベル名をSAKURAにする場合の構文です。
    mlabel -i /dev/sdc2 ::SAKURA
    ラベルの前にコロンが2つあることに注意してください。
     
  4. 挿したUSBメモリをアンマウントし、再度USBメモリを挿せば新く変更したラベル名でオートマウントされます。

以上、mlabelコマンドを使用してラベル名を変更する方法でした。



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Last-modified: 2015-11-26 (木) 23:20:46