kcc(Kanji Code Converter)コマンドを使用すると、テキストファイルがShift_JIS、EUC-JP、JISなどのいずれの文字コードであるかを調べることができます。
kcc以外にも、nkfコマンド等を使用した文字コード確認方法などを公開しています。
【現代のLinux環境における注意点】
本記事で紹介している kcc コマンドは、非常に古い歴史あるコマンドです。
現代の主要なLinux(AlmaLinux、Rocky Linux、Ubuntuの近年のバージョンなど)では公式リポジトリから削除されている場合もあり、手動でのインストールが困難なケースがほとんどです。
現代の環境で文字コードを調べたい場合は、標準コマンドである file -i ファイル名 を使用するか、別記事の nkf -g コマンドをご利用いただくことを強くお勧めします。
※以下は過去のパッケージが存在していた環境(旧Ubuntuや旧CentOSなど)でのインストール方法です。
Ubuntu24.04でインストールできたことを確認しています。
コマンドによるkccインストール方法(Ubuntu)
sudo apt-get install kcc
-cオプションを付けます。
kcc -c ファイル名
以下のファイルを用意して実行してみました。
| text.sjs | Shift_JIS |
| text.jis | JIS |
| text.euc | EUC-JP |
$ kcc -c text.* text.euc: EUC text.jis: 7-bit JIS [ESC$B, ESC(B] text.sjis: shift-JIS text.utf8: data
文字コード判別に失敗する場合もあります。
$ kcc -c text.* text.euc: ambiguous (EUC, shift-JIS or 8-bit JIS [])
本記事では kcc コマンドを使った文字コードの確認方法について解説しました。
現在では見かける機会が少なくなったレガシーなコマンドですが、UNIX/Linuxの歴史において長年日本語環境を支えてきたツールの一つです。
現代のシステムにおいては、POSIX標準である file コマンドや高機能な nkf コマンドへの移行を進めてください。