Linuxコマンドのtarコマンドに慣れていると、商用UNIXであるHP-UXやSolarisのtarコマンドにzオプションがなくて困ることはありませんか?
商用UNIXにGUNのコマンドをインストールすれば解決ですが、商用ですからね。なかなかできないと思います。
商用UNIXでtar.gzの解凍、圧縮、ファイル閲覧のコマンド例を以下に記します。
以下の構文でtar.gzを解凍することができます。
gzip -dc <tar.gzのファイル名> | tar xvf -
Linuxでは以下の構文が同等です。
tar zxvf <tar.gzのファイル名>
もちろん、上段のコマンドをLinux上で動かすこともできます。
以下にファイル群とディレクトリの圧縮例を記します。
tar cvf - <ファイル1> <ファイル2> <ファイルn> | gzip -c > <tar.gzのファイル名>実際の例は以下のようになります。
tar cvf - file1.txt file2.txt | gzip -c > foo.tar.gz
tar cvf - <ディレクトリ> | gzip -c > <tar.gzのファイル名>実際の実行結果は以下のようになります。
tar cvf - folder1 | gzip -c > bar.tar.gzLinuxの場合は以下の構文が同等です。
tar zcvf <tar.gzファイル名> ディレクトリもちろん、上段のコマンドをLinux上で動かすこともできます。
以下にtar.gzファイル内のファイル名一覧を表示する方法を以下に記します。
gzip -dc <tar.gzファイル名> | tar tvf -
Linuxの場合は以下のようになります。
tar tvf <tar.gzファイル名>
もちろん、上段のコマンドをLinux上で動かすこともできます。
以上、商用UNIXのtarコマンドについての記事でした。