USB接続マウスの抜き挿しによりタッチパッドのオン・オフ制御を行うシェルスクリプト †XubuntuをノートPCで使っていたところ、タッチパッドにより誤操作が発生し、USB接続マウスの挿抜により、 適当に作ったサンプルスクリプトなので他にも良い方法があると思います。 関連記事 †使用したディストリビューション †$ lsb_release -cd Description: Ubuntu 18.04.2 LTS Codename: bionic マウスの挿抜によりタッチパッドのオン・オフを制御するシェルスクリプト †以下、USB接続マウスの挿抜によりノートPCのタッチパッドをオン・オフするサンプルシェルスクリプトになります。 #!/bin/bash SLEEP_TIME=2 GREP_WORD='Mouse' TOUCHPAD='ON' while : do (lsusb -v | grep $GREP_WORD) > /dev/null 2>&1 status=$? if [ $status -eq 0 -a $TOUCHPAD = 'ON' ]; then TOUCHPAD='OFF' synclient TouchpadOff=1 > /dev/null 2>&1 # touchpad off elif [ $status -ne 0 -a $TOUCHPAD = 'OFF' ]; then TOUCHPAD='ON' synclient TouchpadOff=0 > /dev/null 2>&1 # touchpad on fi sleep $SLEEP_TIME done シェルスクリプトの説明 †上記のシェルスクリプトについて説明します。
synclientコマンドがインストールされていない場合 †synclientコマンドがあるパッケージをdpkgコマンドで調べました。 $ dpkg -S `which synclient` xserver-xorg-input-synaptics: /usr/bin/synclient synclientコマンドは、xserver-xorg-input-synaptics パッケージにあることがわかりました。 sudo apt install xserver-xorg-input-synaptics インストール後、一度ログアウトしてください。 notify-sendコマンドがインストールされていない場合 †notify-sendコマンドがあるパッケージをdpkgコマンドで調べました。 $ dpkg -S `which notify-send` libnotify-bin: /usr/bin/notify-send notify-sendコマンドは、libnotify-bin パッケージにあることがわかりました。 sudo apt install libnotify-bin スクリプトの自動実行 †本スクリプトを設置し自動実行するようにしてみます。
notify-sendコマンドを使ってタッチパッドのオンオフを表示する †上記のシェルスクリプトにnotify-sendコマンドを追加し、通知メッセージが表示されるようにしたものになります。 #!/bin/bash SLEEP_TIME=2 GREP_WORD='Mouse' # NOTIFY SEND PARAMETER NOTIFY_TITLE='Touchpad' NOTIFY_TIME=5000 TOUCHPAD='ON' while : do notify='' (lsusb -v | grep $GREP_WORD) > /dev/null 2>&1 status=$? if [ $status -eq 0 -a $TOUCHPAD = 'ON' ]; then TOUCHPAD='OFF' synclient TouchpadOff=1 > /dev/null 2>&1 # touchpad off notify='Disabled Touchpad.' elif [ $status -ne 0 -a $TOUCHPAD = 'OFF' ]; then TOUCHPAD='ON' synclient TouchpadOff=0 > /dev/null 2>&1 # touchpad on notify='Enabled Touchpad.' fi if [ "$notify" != "" -a "$DISPLAY" != "" ]; then notify-send -t $NOTIFY_TIME "$NOTIFY_TITLE" "$notify" fi sleep $SLEEP_TIME done
以上、USB接続マウスの抜き挿しにより、ノートPCのタッチパッドをオン・オフするサンプルシェルスクリプトの紹介でした。 |