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変数にコマンドを登録して実行する方法

変数にコマンドを割り当て実行するサンプルシェルスクリプトを紹介します。
使用したシェルはbashになります。


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echoコマンドをECHO変数に登録し実行してみる

以下のようなサンプルスクリプトを作成しました。
引数にtrueを渡すとechoに渡した文字列が表示され、引数がfalseだと何も表示されないサンプルスクリプトです。

#!/bin/bash

function usage {
  echo Usage: `basename $0` '<true|false>'
  exit 1
}

if [ $# -ne 1 ]; then
  usage
fi

case "$1" in
  true)
    ECHO=echo
    ;;
  false)
    ECHO=:
    ;;
  *)
    usage
    ;;
esac

$ECHO "Arguments were true."

exit 0

上記のシェルスクリプトを簡単に説明すると引数にtrueが指定されると以下の処理がされます。

ECHO=echo

引数がfalseの場合、以下の処理がされます。

ECHO=:

:はヌルコマンドといいます。 何も処理をせず、真を返却します。

実際に実行した結果です。

sakura@hpmini:~$ chmod +x echo.sh
sakura@hpmini:~$ ./echo.sh true
Arguments were true.
sakura@hpmini:~$ ./echo.sh false
sakura@hpmini:~$ 

以上、変数にコマンドを設定し操作する方法でした。



添付ファイル: fileecho.sh.zip 366件 [詳細]

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Last-modified: 2015-03-20 (金) 22:26:57