VirtualBoxのゲストOSのストレージサイズ(HDD)を拡大する方法 †
ホストOSがCentOSでゲストOSにWindows 7をインストールしていました。
仮想OSのWindows 7には20Gしかストレージ(HDD)を割り当てておらず、いろいろインストールしたらディスクがあと数百メガとなっており、以下の操作で仮想OS側のハードディスクを拡張しました。
以下、ホストOS(CentOSを利用)とゲストOS(Windows 7)での操作方法を記します。
作業をする前にバックアップを取ることを強くおすすめします。
本資料により直接的および間接的障害が生じても一切責任を負いません。
自己責任のもとで本資料をご利用ください。
ホストOS(CentOS)側の操作 †
ハードディスクのサイズ拡大 †
使用したVirtualBoxのバージョンは、以下の通りです。
$ rpm -qa | grep VirtualBox
VirtualBox-4.1-4.1.8_75467_rhel5-1
- vdiがあるディレクトリに移動します。
私の環境では、以下のように操作しました。
参考にしてください。
$ cd VirtualBox\ VMs/
$ cd Windows7-x86_64
- VBoxManageコマンドで仮想ディスクのサイズを拡張しました。
resizeの後ろにある40960の単位はメガです。
従って、20Gから40Gに変更したかったので、40*1024=40960としました。
$ VBoxManage modifyhd Windows7-x86_64.vdi --resize 40960
0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
- ディスク容量が大きくなりましたが(リサイズされた)、仮想OS側では以前のサイズのままです。
以下、VBoxManageコマンドでresizeしたあと、Windows 7を起動してハードディスクの状態を確認したスクリーンショットです。
赤で囲んだ部分がVBoxManageコマンドでresizeし拡大した20Gです。(20Gから40Gに変更)
GPartedをゲストOSで起動するようにする †
GPartedを利用してCドライブを20Gから40Gに変更しました。
- GPartedをダウンロードします。
http://gparted.sourceforge.net/
http://gparted.sourceforge.net/download.php
本記事作成時、gparted-live-0.11.0-10.isoをダウンロードしました。
- 以下の手順でGPartedを起動する。
- CD/DVDドライブにダウンロードしたGPartedのISOファイルを指定します。
右上のディスクのアイコンをクリックすればファイルを選択することができます。
ゲストOS側の操作(VM側の操作) †
拡大した容量を有効にする †
- ISOファイルを指定したゲストOSを起動します。(当方の場合、Windows 7の起動となります。)
- ISOファイル(ディスク)が設定されているので、GPartedが起動します。
- GParted Live (Default settings)を選択しました。
- Don't touch keymapのままでTABキーでフォーカスをOKに移動しEnterキーを押しました。
- 15と入力し日本語キーボードにしました。
- (0) Continue to start to use GParted automatically にしました。
デフォルトが0だったのでそのままEnterを押しました。
- GPartedの画面です。
- 右クリックをしてメニューを出し「リサイズ/移動®」をクリックしました。
- 以下の画面が表示されるのでマウスでドラッグしサイズを拡大します。
(値入力も可能なようですが、当方、真ん中の部分をドラッグし右側に移動してサイズを拡大しました。)
- マウスの移動にて拡大したスクリーンショットです。
- リサイズ/移動ボタンを押します。
- ウインドウの上部の中央にあるApplyをクリックすると以下のメッセージが表示されます。
Applyを押せばリサイズが開始されます。
- リサイズ完了後、画面上部の左にあるExitをダブルクリックします。
- 以下の画面が表示されるのでShutdownをクリックしOKボタンを押します。
- シャットダウンが始まり、以下のようになります。
Enterキーを押してくださいと出ますのでEnterを押します。
これにより、GPartedのディスクイメージはエジェクトされます。
- VirtualBoxのゲスト設定画面のストレージを確認します。
たGPartedのISOを設定したCD/DVDドライブが空になってること確認します。
Enterキーを押してくださいと出ますのでEnterを押します。
- VirtualBoxマネージャー画面でリサイズしたゲストOSを起動します。
- ディスクの管理画面で確認するとストレージ(HDD)が拡大されたのが確認できます。
以上でディスクの拡大ができました。
チェックディスク †
GPartedによるディスクサイズ拡大後、Windows 7 を起動するとディスクのチェックが走りました。
当方、スキップしてしましました。
しかし、ディスクの管理画面をしばらく見ていると(上記のスクリーンショットを撮るため)、「ディスクが壊れている可能性があります」のようなダイアログが表示されたのでディスクチェック別途することにしました。
Windowsのディスクチェック方法は以下のリンクを参考にしてください。