Ubuntuでイヤフォンを認識させる手順 †
本記事は、Ubuntu 18.04にて動作確認を行いました。
Ubuntu(Lubuntu, Xubuntu, etc)でイヤフォンを挿しても、PCのスピーカから音がなり、
イヤフォンから全く音が出ない場合、イヤフォンがOSに認識されていません。
以下の手順で設定追加を行えば正常に利用できると思います。
(環境によっては、以下の手順により設定追加を行ってもイヤフォンが認識されないかもしれませんのでご参考まで)
また、本手順は、旧バージョンのUbuntuでも有効ですので、試してみてください。
alsa-base.conf ファイルの設定を変更する †
管理者権限で、以下のパスの alsa-base.conf ファイルを開きます。
/etc/modprobe.d/alsa-base.conf
nanoを使って変更する場合 †
以下の手順で alsa-base.conf ファイルの変更を行います。
- ターミナル(端末)を起動します。
- 以下のコマンドで、alsa-base.confを管理者権限で開き、編集を行えるようにします。
sudo nano /etc/modprobe.d/alsa-base.conf
- パスワードを入力し、ファイルを開きます。
- あとは、以下の編集内容の通り、入力し保存します。
vim(vi)を使って変更する場合 †
vim(vi)を利用する方々には、不要の説明かもしれませんが…
- ターミナル(端末)を起動します。
- 以下のコマンドで、alsa-base.confを管理者権限で開き、編集を行えるようにします。
sudo vi /etc/modprobe.d/alsa-base.conf
- パスワードを入力し、ファイルを開きます。
- あとは、以下の編集内容の通り、入力し保存します。
options snd-gda-intel model=auto position_fix の修正 †
イヤフォンが認識されるように、alsa-base.confに設定を追記します。
- 以下の内容を最終行に追記し保存します。
options snd-gda-intel model=auto position_fix=0
実は、エディタ(nano, vim)を使わず以下のコマンドでも同じことができます。わかる方のオススメします。
sudo sh -c "echo 'options snd-gda-intel model=auto position_fix=0' >> /etc/modprobe.d/alsa-base.conf"
- 再起動します。
以上の設定および再起動後、イヤフォンを挿してみてください。
イヤフォンを挿して音が出れば成功です。