IPアドレスのマシンをホスト名で接続する †
開発機や個人的に使用しているPCの場合、IPアドレスを指定しsshやhttp接続することが多いですよね。
(DNSを使用していない)
/etc/hostsファイルにIP ホスト名を指定すれば、指定したホスト名で接続することが可能になります。
尚、設定するのは、接続するマシン(クライアント側)になりますのでご注意ください。
hostsファイルの役割 †
通常、ブラウザ等でホストを指定し接続する場合、外部のDNSサーバを利用してIPアドレス値を取得し接続します。
しかし、ローカルな環境、例えば中小企業内のサーバや自宅PC環境の場合はDNSに登録されていないので、ホスト名でIPアドレス値を取得することができません。
そこで、ホスト名から固有IPアドレスに変換するhostsファイルを利用することにより、ホスト名による接続を実現できます。
注意点としては、hostsファイルはDNSより優先されます。
参考 : コンピュータウイルスやスパイウェアなど、このhostsファイルを改竄し、有名なサイトに接続しようとしていたのに、変なサイトに接続してしまうなどの悪さをするコンピュータウイルスがあります。
hostsの加工と設定 †
Linuxのhostsファイルは/etc/hostsにあります。(*BSDなども同様)
以下のように追加、編集すればホスト名による接続が可能となります。
/etc/hostsに設定したいホストを追記します。
尚、/etc/hostsファイルは管理者権限でないと修正できませんのでご注意ください。
IPアドレス ホスト名
- 設定例
192.168.0.88 ubuntupc
尚、実際に設定したファイルは以下のようになります。
実行例 †
sshにてubuntupc(or linuxpc)に接続してみます。
他のコマンド(たとえばping)もIPアドレスから指定したホスト名で使用できるようになります。
これで、IPアドレスを利用せずにホスト名(任意のホスト名)で接続することができます。