このエントリーをはてなブックマークに追加


CentOS6.2で日本語入力ができない場合の対処

CentOS6.2 64bit版をVirtualBoxにクリーンインストールした後、ログインしてgeditなどを起動して日本語入力をしようと思い、「半角/全角」キーやCtrl+スペースを押してもAnthyが起動しませんでした。
私の環境だけかもしれませんが…

本来であれば、日本語を選択してインストールしたので日本語入力ができると思うのですが、なぜかibus-daemonも起動していませんでした。
CentOS6.0からインストールしたPCは問題なく日本語入力できているし…

しかたがないので、.bash_profileに追記し、CentOS6.2で日本語入力を有効にする方法を記述します。


「入力メソッド」の設定をしても次回起動時、無効になってしまう

「システム」→「設定」→「入力メソッド」で入力メソッドの設定ツールを起動し、以下のスクリーンショットのように、「入力メソッドの機能を有効にする(E)」にチェックをいれれば、日本語入力できるようになりました。
しかし、ログオフし再ログインしたときや、再起動しログインすると日本語入力ができない。
毎回、「入力メソッドの機能を有効にする(E)」にチェックをいれないといけませんでした。

im-01.png
 

よって、.bash_profileに日本語を使用できるように記述しました。

日本語を利用できるようにする

  • .bash_profileの設定
    .bash_profileに以下の設定を追加記述し日本語入力をできるようにしました。
    export XMODIFIERS="@im=ibus"
    export GTK_IM_MODULE="ibus"
    export QT_IM_MODULE="xim"
  • 自動起動するアプリの設定 システム→設定→自動起動するアプリをクリックし以下のコマンドを自動起動するようにしました。
  1. システム→設定→自動起動するアプリをクリック
  2. 追加ボタンをクリック
  3. 以下のように設定し追加ボタンをクリック
    コマンドには下行を設定
    /usr/bin/ibus-daemon --daemonize --xim
    im-02.png
     
  4. 閉じるをクリック

ibus-daemonの起動を.bash_profileではなく、自動起動するアプリに設定した理由は、sshでログインしたとき、ibus-daemonの起動は不要なので、.bash_profileではなく、自動起動するアプリに設定しました。
.bash_profileに記述しても動作すると思います。

以後、再起動、再ログイン時でも日本語が使えるようになりました。
キーボードが表示されるようになりました。
「半角/全角」などを押せば、Anthyのアイコンになります。

im-03.png
 


添付ファイル: fileim-02.png 1793件 [詳細] fileim-01.png 950件 [詳細] fileim-03.png 906件 [詳細]

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2015-03-20 (金) 22:30:30