古いカーネルを削除する方法・package-cleanup †
CentOSの/bootに保存されていく古いカーネルを削除する方法を以下に記します。
尚、CentOS7にて動作確認を行いました。
yum-utilsパッケージのpackage-cleanupを使用 †
yum-utilsパッケージのpackage-cleanupコマンドを使用するので、
yumコマンドを使ってyum-utilsをインストールします。
尚、作業はrootにて行いました。
- yum-utilsのインストール
yum install yum-utils
インストール済みの場合は、インストール済みのメッセージが表示されます。
- package-cleanupコマンドを使って古いカーネルを削除します。
以下の例は、新しいカーネルを2つだけ残す場合の例です。
package-cleanup --oldkernels --count=2
オプション--countで残す数を指定しています。
- 実行例です。
以下のようにメッセージが表示されるのでyを押してEnterを押せば古いカーネルが削除されます。
[root@centos7 ~]# package-cleanup --oldkernels --count=2
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ kernel.x86_64 0:3.10.0-123.6.3.el7 を 削除
---> パッケージ kernel.x86_64 0:3.10.0-123.8.1.el7 を 削除
---> パッケージ kernel.x86_64 0:3.10.0-123.9.2.el7 を 削除
---> パッケージ kernel-devel.x86_64 0:3.10.0-123.6.3.el7 を 削除
---> パッケージ kernel-devel.x86_64 0:3.10.0-123.8.1.el7 を 削除
---> パッケージ kernel-devel.x86_64 0:3.10.0-123.9.2.el7 を 削除
--> 依存性解決を終了しました。
依存性を解決しました
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Package アーキテクチャー
バージョン リポジトリー 容量
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削除中:
kernel x86_64 3.10.0-123.6.3.el7 @updates 127 M
kernel x86_64 3.10.0-123.8.1.el7 @updates 127 M
kernel x86_64 3.10.0-123.9.2.el7 @updates 127 M
kernel-devel x86_64 3.10.0-123.6.3.el7 @updates 31 M
kernel-devel x86_64 3.10.0-123.8.1.el7 @updates 31 M
kernel-devel x86_64 3.10.0-123.9.2.el7 @updates 31 M
トランザクションの要約
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削除 6 パッケージ
インストール容量: 474 M
上記の処理を行います。よろしいでしょうか? [y/N]
以上、CentOSで古いカーネルを削除する方法でした。