コピーまたはカットしたテキストを簡単にファイル出力する方法・cat Ctrl+d †
Windowsで端末アプリを使っていると、コピーまたはカットしたテキストをファイルにしたい場合がありますよね。
viやnanoなどのテキストエディタを起動して、ペーストしてもよいのですが、わざわざ起動し、ペースト、保存、終了といちいち操作しなければなりません。
実は、catコマンドとCtrl+dを使えば簡単にペーストしたテキストをファイルに出力することができるのです。
以下の操作例を記します。
Windows + Tera Termで操作してみる †
以下のスクリーンショットなどは、Windows + Tera Termで操作しました。
もちろん、他の端末アプリケーションでも同様のことができますし、
Linuxデスクトップの端末上でも同様の操作ができます。
- 以下のスクリーンショットのように、メモ帳にCSVデータを用意し、Tera Termでログイン状態としました。
- メモ帳のテキストをすべて選択し、コピーします。
- Tera Term側で以下の構文を入力し、Enterキーを押します。
cat > 出力ファイル名
以下のスクリーンショットでは、/tmp/out.csvと指定しました。
- 入力待ち状態になるので、先程コピーしたテキストをペーストします。
Tera Termであれば、左クリックすればクリップボード内容確認ダイアログが表示されるので、OKボタンを押してペーストします。
ターミナルによってペーストの操作は違うので読み替えてください。(本記事ではTera Termを使用しています。)
- 以下のスクリーンショットのように、コピーしたテキストがペーストされたのを確認し、Ctrl+Dを押します。
- Ctrl+Dを押すとプロンプトが戻ってきます。
- 上記の操作でペーストしたテキストがファイルに保存されたので、確認してみます。
以上、わざわざテキストエディタを起動しないで、端末上でテキストをペーストしてファイルに出力する操作方法でした。